「エンドユーザーのアクセスとサインインのオプションの概要」で説明したように、Zendeskではチームメンバーやエンドユーザーの認証方法を複数提供しています。
ユーザーのセキュリティ要件はそれぞれ異なるため、Zendeskでは、ユーザーの各タイプに柔軟に対応できるよう、複数の認証方法を許可できるようにしています。たとえば、チームメンバー用にSAML SSOサインインを設定していて、一部のメンバーがSSO経由でサインインできない場合に、それらのメンバーに別の認証手段（メールアドレスとパスワードなど）を提供することができます。
サインインオプションについて
複数の認証方法が有効な場合、「エンドユーザーが選択」または「SSOにリダイレクト」を選択することで、各ユーザータイプに合わせたサインイン方法を設定することができます。
「エンドユーザーが選択」の場合、ユーザーはアクティブな認証方法を使用してサインインすることができます。
「SSOにリダイレクト」では、プライマリのSSO構成を使用した認証のみになります。これらの認証オプションがアクティブであっても、ユーザーには追加のサインインオプションが表示されません。
チームメンバーに複数のサインイン方法を許可する
チームメンバーがサインイン方法を選択できるように、サインインのインターフェイスを構成することができます。たとえば、チームメンバーに対して2つのSSO設定と、Zendesk認証を有効にしている場合、「エンドユーザーが選択」を選択すると、以下のようなサインイン画面が表示されます。
チームメンバーに複数のサインイン方法を許可するには
- チームメンバーへのサインインオプションとしてJSON Web Token（JWT）、Secure Assertion Markup Language（SAML）、またはOpenID Connect（OIDC）SSOを提供するには、まず管理センターの「シングルサインオン」ページにSSO設定を追加してから、「ユーザーのサインイン時にボタンを表示」を選択します。
- 管理センターで、サイドバーの「
アカウント」をクリックし、「セキュリティ」>「チームメンバーの認証」を選択します。 - チームメンバーにメールアドレスとパスワードによるサインインオプションを提供するには、Zendesk認証を選択し、パスワードのセキュリティレベルを設定します。
- チームメンバーにSSOをサインインオプションとして提供するには：
- 「外部認証」を選択します。
- SSOの構成（前の手順で設定したもの）を選択します。
- チームメンバーがアクセスできるビジネスアカウントのログイン方法として、GoogleまたはMicrosoftを選択します。どちらかを選ぶことも、両方を選ぶことも可能です。
- 「チームメンバーのサインイン方法」に、「エンドユーザーが選択」を選択します。
- 「保存」をクリックします。
エンドユーザーに複数のサインイン方法を許可する
エンドユーザーがサインイン方法を選択できるように、サインインのインターフェイスを構成することができます。たとえば、エンドユーザーに対して1つのSSO、Zendesk認証、およびソーシャルサインインをアクティブにした場合、「エンドユーザーが選択」を選択すると、以下のようなサインイン画面が表示されます。
エンドユーザーに複数のサインイン方法を許可するには
- エンドユーザーへのサインインオプションとしてJSON Web Token (JWT)、Secure Assertion Markup Language (SAML)、またはOpenID Connect (OIDC) SSOを提供するには、まず管理センターの「シングルサインオン」ページにSSO設定を追加し、「ユーザーのサインイン時にボタンを表示」を選択します。
- 管理センターで、サイドバーの「 アカウント」をクリックし、「セキュリティ」>「エンドユーザー認証」を選択します。
- エンドユーザーにメールアドレスとパスワードによるサインインオプションを提供するには、Zendesk認証を選択し、パスワードのセキュリティレベルを設定します。
- エンドユーザーにSSOをサインインオプションとして提供するには：
- 「外部認証」を選択します。
- SSOの構成（前の手順で設定したもの）を選択します。
- エンドユーザーが利用できるソーシャルログインとして、Google、Microsoft、Facebookの中から1つ以上選択します。
- 「エンドユーザーのサインイン方法」に、「エンドユーザーが選択」を選択します。
- 「保存」をクリックします。